最近の私と来たらホームセンターでの叩き売りエリアの守備範囲は多肉植物に、とどまらず植木関係にも手を染め始めました。
今回はこちら!
万両のカラフル斑入りバージョンの紅孔雀!
万両紅孔雀とは
縁起が良い事でも知られ、その実を正月飾りなどにも使われるなど、大変身近で育てやすく好まれている、そんな万両が実生で栽培されている中、突然現れた種類の万両が、この紅孔雀のようです。カラス葉はピンクとも紫とも言えない砂子斑入り(葉に砂を撒いたように散りばめられた感じの斑が入る様子)の鮮やかな色がとても魅力的です。
夏から秋にかけてが葉の色も一番鮮やかになるようです。実の色はベーシックな万両と同じ赤い実を実らせます。
取説読んでみました。なんか、おっかない事も書いてある。
こんな感じで10株位、叩き売りスペースに並ぶ中から我が家に招いたは株がこちらです!売れ残って、たたずむ姿が鮮やかで派手な分、なおさら悲哀を感じたので、つい手を差し伸べてしまいました。
始めて店頭に並んだ日は1280円…それが780円になり…500円で私の手元へとなりました。
我が家に来て気のせいか葉の色も幾分鮮やかになった気がします。
ええ子や…。
育て方はと…。
冬場も屋外で育つがなるべく暖かい環境でと…夏場は日陰か半日陰と…乾燥しないように湿り気多めで植替えは5月から6月と…
とても育てやすいし増やすのも訳ないなこれなら!いくらか増やして実生で苗を育ててフリマサイトで、ひと儲けやな…。
ん?何やら太字で書いてあるけど…
PVP?損害賠償…刑事罰…なんだ?
PVPとは?
品種開発に関わる知的財産権の1つ。新たな品種を開発した者(育成者)が、その品種の種子や苗の販売などを独占できる権利です。種苗法に基づいており、開発された新品種を国に登録することで権利を得られます。登録された品種の種苗を育成者の許諾なく、業として利用(増殖、譲渡、輸出入など)する行為は禁止されており、損害賠償、刑事罰の対象となる場合があります。
調べてみると『そりゃそうだよな』と、思うようになりました。つまりは『種苗業者の我々が試行錯誤しながら新品種で権利も、しっかりしてるから増やして売ったり人に譲ったりはしてはいけないよ。見つけたらお巡りさんが来る場合があるよ、知らなかったでは、すまないよ~!』と、書かれています。確かに努力して作られた品種を素人がサッと増やして金儲けなんてプロの種苗業者さんからしたら、面白くはないですから『PVPマーク』は当然の事ではありますが...。法的手段に持ち込まれるかも知れません。
ですがウィキペディアでは...
PVPマーク(ピーブイピーマーク)は、種苗法の登録品種(登録出願中)を表示するマーク。ただし業界による自主的な取組みであり、種苗法によるものではない。 PVPはPlant Variety Protection(植物品種保護)の略である。
『業界による自主的な取り組み』と見ると何だか差ほど大袈裟な事には、ならなそうな文面の説明なのでウィキペディアを先に軽く読んだだけでは、お巡りさんとかが来そうな雰囲気は感じませんから注意が必要です。要はPVPマークを目にした苗木は増やして売ったり譲ったりしない方がいいかもよって事でしょう。
てことは...メルカリ等のフリマサイトでも販売にあたるでしょうから止めておいたほうが良いでしょうね。
どれどれ…
ヒイイイ!!紅孔雀いっぱいある!!
私も今回、紅孔雀と出くわさなければ『PVPマーク』なんて知らなかったですから、これが世間一般の認識の現状でしょう。もちろん種苗業界の方たちがフリマサイトを知らない訳ではないでしょう。素人の微々たるフリマサイトでの出品や売上についてを一件一件損害賠償を請求をする手間と労力を考えたら黙認してくれているのでしょう…。しかし、そんな黙認も限度が来て見せしめに法的手段に出る場合もあるでしょうから出品も自己責任でお願い致します。
万両のオペの様な救出劇『私、失敗しないかもしれないので!』
紅孔雀が我が家に来て偶然か?シンクロニシティしたのか?我が家の庭に万両を発見です!
50センチ位の、まだ若い株です。
しかし生えている場所は厄介なツツジの足元に絡まった状態で発見です!何でこんな、ややこしい所を選んだんだか…。
でも、ドクターX見てましたから私のゴッドハンドで掘り起こします!
『私、失敗しないかもしれないので!』
掘り進めると、やはりツツジに絡まるようになかなか立派な根が、はっています!
ある程度で掘り起こすのを断念してカットです。
チョッキン!
カサッ…。
あっ!
ツツジの奥でカサッとなったので覗き込むと他にも万両が自生していたらしくアバウトに根切りしたせいで途中から切断してしまいました…
すまねぇ…。
『わだす…失敗します…』
裏側に回ると、まだまだ伸びている万両を確認する事が出来ましたが、これ以上、掘るとツツジにもダメージになりかねませんので、このまま共存を見守ります。
最初に発見した株は無事に掘り起こす事に成功です。私のミスで根無し草化してしまった万両ちゃんは…
救出作業に取りかかります!
ペットボトルに刺して水上げしてから挿し木します!
頼むぜ!QOOちゃん!
掘削作業のとばっちりで、私が切断してしまった万両ちゃん、罪滅ぼし程度ですが挿し木してゴキゲンを伺います。
そして、こちら!
メインの万両、我が家の庭の一等地を提供し成長を見守ります。
窮屈だったであろうツツジとの共存した環境下でも、赤い実をつけ子孫を残し生存競争を勝ち抜こうとした健気さが伺えます。来年の冬は一等地で思う存分、赤い実を実らせなさい!私がメルカリで売る為にね!そうです!リースや正月飾りでまあまあ、売れるようですからねガハハ!
最後に
今回は多肉植物の叩き売りではなく、植木の叩き売りに並ぶ、万両の紅孔雀を我が家に招きました。そのうち増やしてフリマサイトで苗木を売って小商いと目論むもそれはNG!
『PVPマーク』の苗木です!『PVPマークは増やして譲渡や販売はしてはいけませんの印ですので、くれぐれもご注意下さい。そんな『PVPマーク』付の紅孔雀は鑑賞用で楽しみながら、時を同じくして私の前に現れた我が家に自生していたベーシックな万両、こちらを立派に育てあげて小商い枠に採用、出来ればと企んでおります。今後は『クロガネモチノキと万両の赤い実の縁起担ぎの抱きかかえ商法でフリマサイトでボロ儲けや!』と、息巻いても実際に上手く行くかどうか…?まずは、植替えた株を育て上げてからの話になりそうです。