私の勤務先に春先に自生するツル植物があります。毎年開花するも名前が分からず『一体なんて名前?』と疑問に思っておりました。淡い黄色の花をつけ、枝を垂らすようにツルを伸ばし背丈は1メートルくらいで、こんもりとした、たたずまいの全体像で、その垂れ下がるツルの状態は年間通して緑色をキープしている低木の木です。
その低木の木が生えているシチェーションがあまり良い環境ではない場所に育っております。その場所は勤務先の焼却用として重機で掘った、今の時代では一般的には完全にアウトな『何でも燃しちゃう焼却穴』…。
どんな物を焼却しているのかは私も良く分かりません…私の仕事中に清掃担当の連中が燃やしているらしく、燻った匂いやら、ケミカルな鼻をつく匂いが、たまにする時があります…まさに『ダイオキシン』どこ吹く風な状態の施設です。
その『穴』を日々通りながら職員玄関へ向かいます…一応、息を止めてその場所は通過してはいますが…あまり良い気分ではありませんね。
施設自体が山奥と言う事もあり行政の目が届かないのを良い事に、ワンマン経営者様は好き放題でありますから環境への配慮のネジが若干緩んでいるので致し方ありません…自分の敷地内だからってねぇ…。
そんなヘビーで劣悪な環境下の『穴』の脇に自生しているので私自身『花もツルもイイ感じなんだけど場所がね~』とネット等を利用し検索してまで探すほどの熱は帯びませんでした。そう思いながらも令和2年の3月、そのツル植物の花も春を感じ咲き始めました…そんな先日、そのツル植物の名前がひょんな事から判明いたしました!
それは私が読者にさせていただいております。多肉植物や咲き誇る花々を美しく撮影し、その植物を紹介するバリエーションの豊富さには、いつも脱帽し勉強をさせていただいております。ウシダマ様が奇跡的に記事として今まで気になっていたツル植物の詳細を上げてくださいました!
その記事がこちら!
その名は雲南黄梅でした!
ウシダマ様ありがとうございます!
胸のつかえがとれました!
私の勤務先では『何でも燃しちゃう焼却穴』の脇、まさにリアルな『掃き溜めに鶴』な状態で自生する雲南黄梅!!
次回から少し見方が変わりそうです!咲く場所だけで咲く花に偏見を持っていた自分が恥ずかしいです。咲く場所がどうであれは花には罪はありません!改めて反省です。
そして本日、改めて小雨にもかかわらず、出勤時に花を確認です!
紛れもなく雲南黄梅であります!
淡い黄色の花が雨に濡れて健気に咲きます。
まだ花は数える程度ではありますが、沢山の蕾がほころんでいますので、天気が安定すれば鈴なりに開花した花を拝めることでしょう。
今まで、ほぼ誰も管理している気配の無いツル植物です、とっ散らかりすぎていましたので休暇時間を利用し剪定してあげました。
上司に許しを得てカットしたツルは挿し木にトライする為テイクアウトとなります!
挿し木用のツル部分を頂きたいが為の名目上の剪定を終えた雲南黄梅と『何でも燃しちゃう焼却穴』の様子です。
終業時刻になり、約束通り挿し木分のツルをいただき足早に帰宅です!
こちらが無事我が家にやって参りました雲南黄梅ちゃんであります。さあ、挿し木の準備に入ります!
10センチ〜20センチがベストだと言うことで長さを揃えてみました。
アジサイの挿し木の様に水分の蒸発を防ぐ為に葉先を半分カットすると良いらしいので気休め程度にカットしました。
水揚げしました。植え付けは後日。
花が付いていた太いツルは直に植え付けて発根を願います。
後日、挿し木する分は、こちらのユキヤナギの挿し木と合流し、これからゴキゲンをうかがいます!
雲南黄梅は春から秋まで挿し木は可能との事!期待できそうです。私の勤務先よりも我が家の方が幾らかは良い環境は与えられそうです。