令和3年も新年を迎えてから早いモノで1月もあと1日でお終い。
2月3日は立春ですね、暦の上での春はあと数日ですぐ迎えますが…
北日本の天気予報を見ていると立春なんて言ってもまだまだ完全な真冬の天気図…
冬の嵐なんて今朝のニュースでも言っていました。
例年に無いこの寒い冬で降れば豪雪になる積雪に、ご苦労されている皆さんには頭が下がります。
そんな雪の多い地域の方には申し分無いのですが、お陰様で私の住む千葉県をはじめとした関東圏は幾らかは春に季節も進んでいるようで寒い日もまだまだありますが日によっては朝から晴天の日の午前中なんかは若干、日差しも温かくなり春の気配を感じます。
夜明け前の標本木
寒かろうが暑かろうが仕事からの帰宅後のルーチンワークが夕方の調子をうかがう庭のパトロールです。
昨日、そんなパトロールの最中に我が家の庭を見回っている時の事でした。
春を告げる我が家の標本木でもある老木の梅に開花を確認です。
そんな老木の梅の木!
曇天気味の夕方の空にシルエットが浮かびます。
毛細血管の様に枝分かれする枝をご覧ください。
小さい粒々が見えませんか?
そうです、すべてが梅の花の蕾ですね。
のんきに夕刻時に『ああでもねぇ、こうでもねぇ』と安物スマホで梅の木をカメラに収めていたら、お見せしたい肝心なモノを撮る前に日没…翌日の朝撮影!
それがこちら!
老木の梅で一輪だけが寒空の下に開花しておりました。
木の全体を見回してみても咲いていたのは、この一輪だけしか確認できませんでした。
こんな感じにポツンと一輪…
ちょっとばかり悲しげです...。
まだまだ寒い中フライング気味に咲いてしまって梅の花本人も『しくじったかも...』なんて思っているのではないでしょうかね?
フライングなんて事はないぜ!梅ちゃん!開花待ってたぜ!
これで我が家の庭もまた一歩春に歩みを進めてくれたんだからさ!
是非見てあげて下さい!白い純白の無垢の花を!
この一輪を皮切りに口火を切るように蕾が開き始める事でしょう。
こんな風に木の幹が、えぐられた様に傷んでいる老木で、いつ逝っちまってもおかしくはない状況ではあるのですが今年も順調に新たな息吹をもたらします。
こちらが今日の蕾の様子です、既に皮が裂けて中身がチラ見しております!
北風が強い日中ではありましたが日差しはとても力強かった事も蕾を覆う皮が裂ける引き金になったのかもしれませんね。
そんな開花寸前の蕾は、上空に向けた銃口の様です。
空に向かって自分が放たれるを今か今かと待ちわびているようです。
初夏の梅の実はナパーム弾となる可能性が大…参ったなぁ...
しかし、これだけの花が咲くって事はイコール梅の実も沢山実る訳なんですが…
ステイホーム時に梅の木の真下は花壇化して昨年までの雑草畑は無くなり花々やセダムやらカラーリーフ達がひしめき合いながらも緑が茂り始めています。
初夏に梅の実のナパーム弾がその上に降り注ぐと思うと梅をしっかり摘み取るか?
梅の実の落花を放任し植物への若干のダメージは自然の摂理に従って良しとし植物達と共存させるか?
大変、悩みどころであります。
梅酒、梅干しとか作るのも悪くないんですが、実際、梅の実の処理とか意外と面倒くさいっすからね〜。
最後に
今回は我が家に咲く老木の梅に咲いた一輪の梅の花をご紹介させて頂きました。
確実に近づく春に胸踊ります。
そんな優しい春の兆しの逆光をイカシタ木漏れ日に変える老木の魔法!やるね!
それと月並みになってしまいますが北日本の積雪でご苦労されている方々にも無事に春を迎えられる事をお祈り申し上げます。