カクタスヴィル 

多肉植物をメインに我が家の庭で起きる植物達の営みをご紹介している植物珍道中ブログ

令和2年春場所!無観客、無音で得られたモノ多数な初日!

新型コロナウィルスの影響でスポーツ業界もとばっちりを受け始めているようですね。

無観客がもたらす視聴者の充実感!大相撲春場所!

野球で言えば無観客試合で行われているオープン戦、マラソンに関してもオリンピックの代表選考も兼ねて行われた東京マラソンもエリート選手のみの開催になりました。そんな選ばれた選手のみの大会が良かったのか、日本人選手の中で1位になった大迫傑選手のコンディションが万全だったのか2時間5分29秒の日本新記録を出す大会になりました。そのあおりは角界にも影響をおよぼされ今場所は大相撲も無観客で開催される事になった令和2年3月の大相撲春場所!

枡席を牛耳る金持ちおじさんとおばさんの歓声を排除し得れる事?多数!

取り組み中の力士のぶつかり合う音!組んだ後に力む唸り声!土俵の上をアクティブに飛び回り取組を捌く行司!呼出の仕事をじっくり眺めて見る!通路の奥に待つ力士の姿!その脇で少しだらける若手の呼出達!勝敗が決まっても、もちろん歓声はありません、行司が声高らかに勝ち名乗りを上げるだけで、力士は懸賞金を受け取り次の取組に入ります。力士の出す音と行司の声以外は静かに淡々と取組は進んでいきます…。普段の場所では、お馴染みの枡席に座る、大金持ちのオジサンオバサン達のお客様の中に紛れ込んで目にも入って来ませんから、なかなか普段の場所では見ることの出来ない、大変貴重な場所になって行くと思います。どの行司さんの勝ち名乗りも、普段は観客のザワザワで聞き取れませんが、とても響き渡る良い声に気づかされました。無観客で得れる事、多数!

カメラアングルの変化

無観客の為、NHKがカメラを枡席に配置したようで普段のカメラワークと若干変わったのを感じました、いつもより低い位置からのアングルが増え力士の取組の力強さを臨場感溢れるアプローチで画面に映し出されます。ちょっとした枡席体験を味わえ、とても良い演出だと思いました。

視聴者をザワザワさせたいのか…たまたまなのか…ちょうど審判長の藤島親方(元武双山)の後方から映す為、スキンヘッドが映り込む感じになります、取組がその枡席カメラで映るたび、ヘッドと力士の両方が映りますので目が頭→力士→頭と…忙しいったらないです…。そんな異様な雰囲気の場所の初日、白鵬、鶴竜、両横綱は白星スタート、休場明けですから、なおさら黒星はNGです!全取組後の無音での弓取式まで放送されます、ふだん流して見ている弓取式も貴重なシチュエーションでおこなわれます、改めてじっくり見るのも良いものでした、あの弓さばき!無音ゆえにビュンビュンと鳴る音が聞き取れるのが逆に良し。

舞の海は違和感…北の富士は疲れた…

テレビ放送時間ギリギリにアナウンサーが解説の北の富士と向正面の解説の舞の海に『初日の感想は?』と、問う場面がありました。

舞の海は一般的な巨人ファン程度の相撲ファンの私が思った感想と同じく、やはり『異様』と語ります、その異様差を異様とせず、新鮮と楽しめるのが私ども一般視聴者。

一方、北の富士は『疲れた…』と言っていました。きっと引退したとはいえ…相撲界の裏のフィクサーみたいな北の富士…理事長八角親方の師匠ですから親心から出た一言の『疲れた…』かと私は感じました。そんな摩訶不思議で楽しく異様な隅々まで見渡せる!令和2年の春場所!歴史的なこの場所でコロナウィルスに打ち勝ち、どの力士が千秋楽に祝杯を上げるか?実に楽しみであります!