今回はシクラメン初心者の私が簡単に上手い事夏越しが出来ましたのでどんな感じで夏を過ごしたのか?をご紹介させて頂きます。
一年草と思われがちなシクラメン
春が来る前のまだ立春の頃に咲き終わった葉っぱだけのシクラメンがなかなかお手軽プライスで売られておりました。
そんなシクラメンを我が家に初めて迎えた時のエピソードをご紹介させて頂いたのがこちらです。
お時間があれば是非ご覧ください。
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開花中なら¥1628(税込み)のハイクラス価格!
葉っぱだけだと¥200…
一般的には一年草寄りに考えられているシクラメンですが花の時期が終わっても上手い事やれば10月~4月辺りのメインの開花時期を過ぎても再び晩春から初夏にかけても開花が可能らしいのです!
私も『¥200なら別に失敗したっていいや...』と思いながら物は試しと連れ帰って大事に大事に水やりしたり春の直射日光を避けつつ管理していたところ!
4月の下旬には再度花芽が上がって来て見事に白とピンクのツートンカラーの花を沢山咲かせてくれました!
あのロープライスとは思えないほどの開花っぷりでしたから満足しておりましたが...
『この先の真夏はどうしたら良いんだろうか?』と考えが頭を過りまして夏越しの方法を我が家にある『趣味の園芸』を熟読したりネットで検索しながら模索!
そして夏越しの方法が分かりました!
ちなみに右のピンク色ワンカラーのシクラメンは夏には勝てずに天に召されました...
シクラメン栽培にたけている『底面給水鉢』でず~っと水を与えられていたのが我が家では相性が悪かったようで撃沈でした...残念( ノД`)シクシク…R.I.P
難しくない夏越しについて!
①暑さに弱いので夏場は直射日光を避けて遮光
②初夏に葉が無くなった辺りから水やりは土がしっかり乾いたら与える
この管理はウェットタイプと言うらしいです
(一切水を与えないで休眠させる管理方法はドライタイプと言うようです)
③風通しバッチリな場所に置いて管理!
何だそれほど難しくないじゃん!多肉とかの管理と一緒じゃん!
北風がバンバン当たる母屋の出窓?って言うか戸袋的?な場所の下が丁度良い半日陰になるのでそこへ配置しました。
土が乾いたらたっぷり水やりしながら様子をうかがっておりました。
毎日状態を眺めながら別に難しく考えずに先ほどの①~③の事をしっかり守っていたところ!!
8月の後半に茶色っぽい葉が1枚ピロ~ンと出現!
お!これは夏越し成功か?なんて思っている間に沢山の葉っぱが顔を出し始めて、あっという間に青々した株に変身してくれました!
見事に夏越し成功って事です!
夏越し後にやる事
風通しの良い半日陰で涼しく土が乾いたらたっぷり水やり!
それの繰り返しの日々でシクラメン初心者の私でもサクッと夏越し出来ました。
さあ!夏越し後にやる事はハイこちら!
植え替えですね!
7号位の鉢へお引越しです!
培養土をぶっ込む前に排水性重視好きなので、まず鉢底石を鉢1/5(五分の一)程度、放り込んで排水増し増しです!
こんな感じでいってみますかね!
そんでもって使っていく土なんですが...
本当はこちらのようなシクラメン専用の土を使うのが初心者には間違いないのでしょうけども...
多肉なんかは自分でブレンドした培養土で育てている事を無駄に自負しておりますから(とはいえ枯らしますけど…)ついアレンジしてみたくなってしまいます…
そんな折、丁度良いタイミングでワイフが何か植え替える為に園芸用の土を買って来ていたので、そいつを少し拝借してみようかと思います。
そもそもシクラメンはワイフが『買って育ててみたい!』と言いだしたのがきっかけで我が家に連れ帰ったので少しくらい土を使ったってOK!
まぁ...結局は私が管理する事になっておりますがね(-_-;)
さて!どんな培養土かな?と確認です!
赤玉土をメインにバーミキュライト、鹿沼土、細かめの腐葉土に化成肥料が入ってる感じですかね。
さすがは園芸用土です合格です!って偉そうに言っていますが分かった気になっているだけですので...(;´Д`)
合格ですからこのまま使っても良いのですが軽くアレンジします。
ここへ少し排水性と通気性をアップさせる為にコイツを少しプラスしていきます!
小粒の赤玉土を投入です!
これでかなり排水性と通気性が増す事でしょう!
何でそんなに排水性やら通気性やら言うかと申しますと...
だってこのありさま(゚Д゚;)
鉢から抜いたら土が崩れる事無くカポッ!と根鉢のまま抜けちゃう位の根の張り方で『こんな密でよく根腐れしないで夏越しで来たもんだ...』と驚かされました。
これを目撃した事でシクラメンの根は相当生長が早いと判断!
『あっという間に鉢の中に広がるんじゃないか?』と考えて少しでも水はけを良好にしておいた方が根腐れ防止になるのでって事で赤玉土の小粒を追加でぶッ込んみ混ぜ混ぜした訳なんです。
自立しちゃう位の根鉢!
砂粒一つ落ちない程のカッチカチ!
当然この密はもちろんダメだろう?と判断してほぐしていきます!
しかし!これはやってはいけない案件!
後々調べたら根が傷むからあんまり根鉢は崩すなだってさ!
皆さんは気を付けてくださいね!
チッ!やっちまったらしかたね~!
スッキリした根の様子がこんな感じっす!モフモフっす!
根鉢をほぐしてしまってシクラメンが風邪をひいちまうと困るのでチャッチャと植え替えちゃいます。
シクラメンの植え替えは球根を全部植えてはいけません!
球根の頭頂部は出して植え付けていきます!
頭頂部を日光に晒す事で花芽が育ちやすくなるって寸法です!
ジャガジャ~ン!
鉢増ししてこんな感じに仕上がりました!
この値札付き鉢とも、おさらばです...
さあ!お色直ししてハードな夏を乗り越えて来た定位置!
母屋の出窓?戸袋下?の風通しバッチリで半日陰ポジションに配置して生育期本番まで待機です!
夏前に収穫した種の現在
開花時期が終了して『あぁ~あ...花の時期も終わっちまったか~夏越し準備すっかな~』なんて思っていたんです...
そんな中ベロロ~ンと垂れ下がる『明らかにこれは種ですよ!』感じの球状物体が多数発生しました!
この状態になるなんて知らなかったので最初発見した時は『何だ?』と驚きましたが10個も20個もその後垂れ下がればすっかり慣れますがね。
風通しが抜群な場所で管理しておりますから風で飛び散っちゃうんじゃないか?とドキドキしながら日々眺めておりましたがしっかり乾かしてからの収穫が良いんじゃないか?と判断し数日泳がせておきます。
この位で良いかな~?カリカリに乾燥させて収穫してみましたよ!
1つのサヤから20粒位取れました!
ざっとこれだけ収穫出来ました!2~300粒位は軽くある感じです。
やっぱりさ~!採れちゃったらさ~!直ぐ撒きたいじゃないですか?
時期も考えず安易に撒いちゃうんですよね~!
ちなみに気温は最高気温30℃オーバー!
最低気温だって20℃オーバーはある時期です。
発芽適温は15℃~18℃ 春に蒔くなら5月~6月 秋なら9月~11月が最適!
私が撒いた8月中は明らかに種を撒くには適さない時期でした(゚Д゚;)
そんな事は撒いた後で一つも芽が出ないので調べてから分かった事ですから『何だよ...しくじっちまったぜ...』と半分なげやりになり1/3(三分の一)位残して残りは野に還してしまいました...
しかし植物は素直で強じんなようで!
私みたいな素人が心配するほど軟なモノではありませんでした!
9月に入り秋の気配がした途端に見事発芽!
最高気温は30℃辺りを行ったり来たりする気温になり最低気温も20℃前後キープ!
既に私としては『収穫した種はもう、くたばっちまったんだな...』と半分諦めており期待はしていなかったのです。
しかし実際はこの涼しさを種達は待っていたのだ!とこの発芽で分かりました!
私の心配をよそに時期を見計らっていたんですね!
ほほ!夏越しした親株の開花も楽しみですがその他にも種から育つ実生連中の生長も期待出来そうなので今後の楽しみがもう一つ増えました!
最後に
今回は時期で言えば2月頃の真冬にホームセンターの安売りお値打ちゾーンで花芽は無く葉っぱだけの状態でくすぶっていたシクラメンを連れ帰り栽培に挑戦していました。そんな叩き売りのシクラメンが意外と簡単な管理で夏越しをしたのでご紹介させて頂きました。
我が家にやって来て半日陰で風通しを意識し用土が乾いたらたっぷりと水やりし日々管理していたところ4月に再び開花!
それならせっかくだから初心者には難しいって言われていた夏越しへ移行しましたところ!
やはり真夏の直射日光を避け風通しを常にキープ!やはり夏場もしっかり用土が乾いてからの水やりを意識して可愛がっていたら見事8月の後半から葉を出し始めてくれました。
こんな簡単な管理で夏越し完了です!これで『脱初心者』気取りで秋からの生育期に向かいます!
そして、まだ残暑(最高気温30℃以上最低気温20℃以上)の最中に思い付きで撒いてしまった為あまり期待していなかった種が発芽したのはシクラメン熱を更に上げてくれました。
皆さんも開花後、種が収穫出来ましたらバーミキュライトや赤玉土に気軽に種を撒いてたっぷり水やりしておけばピロ~ンと芽を出してくれるかもしれませんから是非やってみてくださいね。
さあ!冬の鉢花の女王なんて言われることもあるシクラメン!
これから涼しくなっていくにつれて活発に生育してくれる事でしょう。
次にシクラメンをご紹介させていただく時はきっと花芽が可憐に咲いた時になる事でしょうね!
それと上手くいけば今後実生(種から育てたヤツ)の連中の生長もご紹介させて頂きます。
ご期待ください!
【ふるさと納税を使って5号鉢のシクラメンがランダムに4鉢届くので開花充分楽しんでいただいてから来年!夏越しの挑戦をしてみたはどうですか?】
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