多肉植物に興味を持ち始めて最初に手にしたて我が家に招いたのが『センペルビウム』でした。
花でもないのに花っぽい不思議なヴィジュアル、脇からはランナーが大量に芽吹いていました。
海のモノとも山のモノとも分からない多肉植物...。
ほんの一瞬だけ興味をもっただけの気の迷いかもしれません...。
すぐ飽きるかもしれないし…。
あっという間に枯らすかも知れません!
そんな弱腰の当時の私は、あまり、お金ずに増やせれば増やしたいという気持ちがありましたので...。
『この一鉢買えば10個位、子供が付いてるから上手く行けば、これで増やせるし、お得じゃん!』と、現在もその考えは然程変わってはおりませんが得意の貧乏根性で『センペルビウム』を手に取った訳です。
その後は、まんまと多肉にハマって王道の『エケベリア』や個性あふれる『セダム』に手を出して重症化して行く訳です。
そしてハオルチアと出会う事に
私が多肉植物の魅力に憑りつかれた2018年頃には一般的なホームセンターや園芸店では多肉は浸透しておりました。
普及種は現在と、ほぼ同じようなモノが店頭にならんでおり、私は多肉植物の情報をネットや書籍で食い入るように見るようになりました。
そんな中、目に止まったのが!
丸いプクプクが幾つも並びヒスイの様な緑に透明なヴィジュアルの多肉植物!
そうです!
それは『ハオルチア』のオブツーサでした。
何にも知らない私は『なんじゃこりゃ~?姿がたまらん!』と、なりまして出会いを求めホームセンターや園芸店をくまなく回る日々が続きました。
その努力の甲斐もむなしく…私の住む近辺には、オブツーサが普及種の感覚では手に入る場所はありませんでした…。
人気種ですから多肉専門のショップに足を運べば、きっとすぐにでも手に入れる事はできたのでしょうが...。
当時の私と言えば多肉デビューしたての為、専門のショップなんて恐れ多くて、来店なんて無理でしたし...。
フリマサイトでの購入は、当時は私の方が、我が家に自生する蘇鉄の新芽等を売る立場でしたから、購入と言う考えは、まだ頭に到底ある訳もなくオブツーサとの出会いを遅らせてしまいました。
そんな日々が2か月位過ぎた時、馴染みのホームセンターで『ハオルチア』と書かれている多肉植物を発見!
オブツーサ!!
キタ――(゚∀゚)――!!
と、なるはずでしたが...。
出会ったのは...。
『ハオルチア京の舞』!
たぶん…。
なにせ、ネームプレートは安定の『ハオルチア』と書かれているのみ…
オブツーサでは無かったのですが透明感ある緑の葉と子株の多さは、私を口説くには充分な姿でした!
出会いの熱量で、すぐさま持ち帰りました。
我が家に来てすぐに窮屈そうな鉢では気の毒と思い植替える為に親株から子株を外して植えかえの準備を整えます。
当時あった『知恵』と『土』と他の多肉植物を購入した時に植えられていた一号鉢やツナ缶のリメ缶風やビニールのポットを鉢代わりに『ハオルチア』をバラシて植え直したのを今でも覚えております!
それから『ハオルチア』に勝るとも劣らない色んな種類の多肉植物を買い漁る様に招きました。
色んな種類の多肉植物が増えるにつれて、当時ほど若干ではありますが『ハオルチア』に対する温度が下がりまして...。
最近は少し放置気味になったままでした...
当時の植え替えた鉢のまま植えっぱなしにさせてしまったのは全て私が一番悪かったのは間違いないです。
そんな管理の悪いオーナーの元でも、ありがたい事に『ハオルチアチーム』は生長の大小はあるにせよ誰一人枯れる事無く育ってくれておりました!
『エエ子達や...』としみじみと改めて感じました。
そんな強靭な『ハオルチア京の舞』は植え替えてから一年半ほどたちました。
現在の親株の鉢の状態は画像の様に既に狭くなりましたから植替えていきます!
鉢から出した姿です。
ありえない位に伸びた根は鉢の形を添う様に伸びまくり、まるであばら骨の様に鉢内で根を張り巡らせていたようです。底の丸さは今まで気の毒でしたが良い感じの円形!
このまま夏を迎えていたら高確率で根腐れ率は相当な高確率だった事でしょう。
気づいて良かった...。
続いて雑にありきたりの鉢に植えていた奴らをすっきりと鉢を揃えて植え替えました。
サイズにあった鉢を用意です。
100均の鉢じゃチョットね…。
こっちの方がいい感じ!
残りの小ぶりで生長が、いまいちな連中は寄せ植えでゴキゲンをうかがいます。
立派に育てよ!
さあ、植替え完了!
やはり鉢をある程度、サイズを整える事でスッキリし魅力もアップしていきます。
これからの生育期が楽しみになりました。
最後に
私の中で若干不人気になっておりました『ハオルチア』でありましたが、それは自分が招いたものでした。
植え替えを怠って鉢を放置した『負の放置』が原因でした...。
約2年前、多肉植物を初めて手にした時に見た高値の花『ハオルチア』
いざ手元にやって来た時に当時あった私の知識の全てで育て初めました。
徐々に多肉への知恵が増える中、あんなに憧れたて植えた『ハオルチア』の鉢を眺めても最近までの私と来たら…。
当時の自分のセンスで植えたにも関わらず...。
『なんだか微妙な植え方だな...』と見てみぬふりを決め込んでしまっていました...。
そんな状態の私が『ハオルチア』への愛が復活したのは、千葉県の多肉の聖地!
『グランカクタス』さんへ伺った事で目が覚めました!
こんな『ハオルチア』の洗礼を浴びました...。
プロの量と質に度肝をぬかれました。
そんな時、我が家にいる『ハオルチア』連中の事を思い出しました。
漫画『クローズ』の『武装戦線』の様に『その他大勢』より『少数精鋭』と言う考えが頭をよぎりました。
『帰ったら...鉢植え替えてやろう...』と思ったのがきっかけでした。
まずは、『身の丈通りに今、現在手元にある多肉連中を愛でてこそ進歩があるはず!』と、考え直し目の上のたんこぶに感じていた『ハオルチア』の植え替えを今回行った事で私自身とてもスッキリいたしました。
新しい多肉植物をいくら招こうがやはり多肉植物初期衝動の『ハオルチア』をぬきに今後の多肉人生は送れない事を植え替えて改めて感じる事が出来た日でありました。